ショートケーキといえば、日本の代表的なケーキのひとつですよね。しっとりとしたスポンジとふわふわの生クリームに新鮮なフルーツが見事なバランスを生み出し、見た目にも楽しく、食べる前から幸せになれるスイーツではないでしょうか。
今回は、ショートケーキの魅力や楽しみ方をご紹介します。海外のショートケーキ事情やおすすめのショートケーキの情報も満載です。ショートケーキについてのお話や魅力をもっと知ることで、おいしさもより格別に感じられるのではないでしょうか♪
目次
- 1.ショートケーキとは
- 2.海外のショートケーキとは?
- 3.ショートケーキの種類
- 4.おすすめのショートケーキ
- 5.まとめ
1.ショートケーキとは
子どもから大人まで大人気のショートケーキ。日本のパティスリーでは必ずといってもよいほどショーケースに並んでいますよね。こちらではまず、ショートケーキの由来や歴史を詳しく紹介します!
ショートケーキの由来
「ショートケーキ」と聞いて思い浮かべるのは、ふわふわのスポンジ生地にクリームやフルーツを挟んだケーキではないでしょうか。でも実は、海外・特にアメリカやイギリスでは、日本とは生地が異なり、サクサクの生地にクリームを挟んだお菓子のことを指すって知っていましたか?
ショートケーキは、サクサクともろく砕けやすいことを表す「short(ショート)」が語源です。また、短い(short)時間で作れることから名付けたという説もあるようです。
ショートケーキの歴史
ショートケーキが日本で広く知られるようになったのは、100年以上前の大正時代といわれています。
日本独自のショートケーキの始まりには諸説あるのですが、サクサクのビスケット生地をやわらかいスポンジにアレンジしてショートケーキとして売り出したところ、多くの日本人の好みにマッチしたため一気に人気のケーキになったという説が有力といわれています。
ほかにも、海外で修業したパティシエが日本に導入したという説もあります。いずれにしても、スポンジ生地に、クリーム・フルーツという組み合わせのショートケーキは日本独自のものなのです。
ショートケーキとホールケーキの違い
アメリカのショートケーキを参考にしたため、ケーキの名前そのものが「ショートケーキ」となった説もあるようですが、日本では個別にカットされたケーキをショートケーキ、号数やサイズが指定される大きなケーキをホールケーキと呼ぶのが一般的になっていますね。
ショートケーキは取り分けが簡単で、食べたい種類をそれぞれが選べるという楽しさがあります。一方で大きく華やかなホールケーキは、誕生日やお祝い事のようなイベントには欠かせないケーキですよね。
2.海外のショートケーキとは?
日本のショートケーキのように、実は海外にもその国ならではのショートケーキがあります。日本のショートケーキは、海外のショートケーキを参考にアレンジしたのが始まりですので、各国のショートケーキを知れば、それぞれの国の違いや文化が見えてくるかもしれません。
イギリスのショートケーキ
イギリスのショートケーキは、サクッとした生地が特徴です。ショートブレッドのようなクッキー生地に、クリーム・ジャム・果物を挟んでいただきます。
日本のショートケーキに近いものとしては、ビクトリアケーキが有名です。バターをたっぷり使用した重たい食感のスポンジに、クリームや果物をサンドしたケーキです。
アメリカのショートケーキ
アメリカもイギリスと同様、スポンジ生地を使わないショートケーキが主流です。ビスケットと呼ばれるやや硬めの生地を半分にスライスし、クリームを挟みます。日本のショートケーキにはないしっかりとした歯応えが特徴ですよ。
フランスのショートケーキ
フランスのショートケーキは、苺を意味するフレジェが代表的です。スポンジはアーモンドプードルを使い風味豊かな生地に仕上げ、カスタードクリームで作るムースリーヌを贅沢に使います。
苺の断面が見えるようなデコレーションで、カスタードベースのクリームに赤がよく映えるケーキですね。
3.日本で楽しめるショートケーキの種類
日本のショートケーキは、やはり苺と生クリームを使ったものがいちばん定番ですね。ほかにも、さまざまにアレンジされたショートケーキがたくさんあります。チョコレートをクリームに入れたり、苺ではなく季節のフルーツを使ったりと、さまざまに素材や製法で工夫を凝らしたショートケーキたちはどれも魅力たっぷりです。
1.苺のショートケーキ
苺のショートケーキは、スポンジ生地に新鮮な苺とふんわりとした生クリームが絶妙にマッチした王道ケーキのひとつですね。
卵やバターの風味が広がる、空気をたっぷり含んだ軽いスポンジはとても口当たりがよく、中はクリームと苺で層になっていて、トップには鮮やかな苺がデコレーションされています。シンプルでありながら華やかなケーキです。
甘さのあるスポンジや生クリームと、甘酸っぱい苺が調和した豊かな味わいは、特別な日やお祝いにぴったりのケーキですね。
2.チョコレートショートケーキ
ショートケーキをベースに、濃厚なチョコレートの魅力が加わったチョコレートショートケーキ。
スポンジにココアを加え、なめらかで濃厚なチョコレートクリームや苺などのフルーツをサンドしています。チョコレートクリームやフルーツをトッピングし、見た目も華やかなケーキです。
ふんわりとした生地にチョコレートの風味が絶妙に溶け込んだチョコレートショートケーキは、口の中に広がる甘くて深みのあるチョコレートの風味がたまらないおいしさです。
3.フルーツショートケーキ
フルーツを使ったショートケーキは、季節ごとに変わる旬の果物がアクセントとなり、いつ食べても新しいおいしさを感じられるのが魅力です。
冬から春にかけては苺や柑橘系をメインに、夏はメロンや桃、秋はぶどうや洋梨など、ケーキを通して季節の移り変わりを実感するのも楽しみのひとつですね。
また、オレンジや、キウイ・ブルーベリーといったさまざまなフルーツを使用したショートケーキも人気です。彩り豊かなフルーツと真っ白なクリームが、お祝いやイベントの特別な雰囲気を華やかに演出してくれますね♪
4.まだまだある!バラエティ豊かなショートケーキ
日本の食文化は多彩で、ショートケーキのユニークなアレンジもとっても得意。いろいろなショートケーキがありますよ。
マロンペーストや生クリームをトッピングしたマロンのショートケーキは、通常とは違ったリッチな味わいが楽しめます。
季節のイベントにちなんだハロウィン仕様のケーキなども楽しいですね。かぼちゃやさつまいもなど、子どもから大人まで人気の秋の味覚を使用したショートケーキは、食欲の秋にぴったりの魅力的なおいしさです。
抹茶スポンジや抹茶クリームを使用する和素材のショートケーキも、日本のオリジナルケーキとして、日本人だけでなく外国人のかたにも喜ばれそうですね。
4.おすすめのショートケーキ
エーデルワイスでは、各ブランドでさまざまなショートケーキをお作りしています。苺のショートケーキをお出ししているブランドは、アンテノール、ヴィタメール、ノワ・ドゥ・ブール、ひびかの4ブランドあります。スポンジ生地やクリームはもちろん、くちどけやバランスにもこだわった自慢のおいしさです。ぜひそれぞれのショートケーキのこだわりを感じながら食べ比べしてみてくださいね。
【アンテノール】苺のショートケーキ
【ヴィタメール】フレーズ・ド・ヴィタメール
【HIBIKA】冬苺
【ノワ・ドゥ・ブール】フレーズ・シャンティ
5.まとめ
日本のショートケーキとは、海外のショートケーキを日本でアレンジし進化させてきた日本独自のケーキです。しっとりとしたスポンジ生地に白い濃厚なクリームと鮮やかな苺が映える華やかな見た目で、お祝い事やイベントに定番のケーキとして、これからも愛し続けられるでしょう。
ショートケーキをアレンジしたチョコレートショートケーキや、旬を感じるフルーツショートケーキなどもぜひ試してみてください。実はとても奥深いショートケーキの世界。魅力あふれるショートケーキをぜひたくさん楽しんでくださいね。