便せんと万年筆

お中元のお礼状の書き方を文例付きでわかりやすく紹介

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お中元の品をいただいたら、なるべく早めにお礼を伝えるのがマナーとされています。
ただ、「どうやってお礼を伝えればよいのか」「お礼状は必ず書かなければならないのか」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、お中元が届いたらお礼状を送ったほうがよいのかどうか、また、お礼状を送るときの基本的なマナーなど、気になる情報をまとめました。

お中元のお礼状の文例も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

1.お中元が届いたらお礼状を送るべき?

熨斗紙がかかったお中元の箱

お中元が届いたら、電話やメールでお礼を伝えてもよいですが、より丁寧な印象を与えたいのならお礼状の送付をおすすめします。

ここではお礼状の意味や必要性、お礼状だけでもOKなのかどうかを説明します。

お礼状とは?

お礼状とは、送り手に対する感謝の気持ちと、品物を間違いなく受け取ったという報告を添えた手紙のことです。

お中元は「年明けから中元(7月15日)までお世話になりました」「暑いのでご自愛ください」という気持ちのこもった贈り物なので、受け取った側はなるべくすみやかにお礼状を送りたいところですね。

お礼状だけでも大丈夫?

丁寧なお中元をいただくと、お礼状だけで済ませるのは気が引けると感じるかもしれませんが、そもそもお中元は日頃の感謝の気持ちやねぎらいの意味を込めた贈り物なので、お返しの必要はありません。

どうしてもお返しをしたいという場合は、お中元のお返しとしてではなく、暑中見舞いとして贈り物をすることを検討してみるとよいかもしれませんね。

2.お中元のお礼状を送るときのマナー

お礼状を書く女性

お中元のお礼状を送るときは、失礼にならないよう、基本的なマナーを押さえておくことが大切です。

ここではお中元のお礼状を送るときに押さえておきたいマナーを4つご紹介します。

基本的には3日以内に送る

お中元のお礼状は品物が届いたという報告も兼ねているので、基本的には品物を受け取ってから3日以内に送りましょう。

どうしても3日以内に送るのが難しいという場合は、先に電話やメールでお礼と報告を済ませておいて、1週間以内にお礼状を送ればOK。送付するのが遅れた場合は、「遅くなりまして申し訳ございません」といったお詫びを添えるとよいですよ。

相手に合わせた送り方を考える

お中元の送り状は、手紙またはハガキなどの書面で送るのが一番丁寧な方法とされています。特に目上の方や仕事上の付き合いがある方に対しては、ハガキ・手紙を送るのがおすすめです。

一方、親しい友人や知人相手なら、電話やメールでお礼を伝えてもOKです。ただ、電話は相手がその場で対応しなければいけないので、忙しい方へのお礼であれば別の方法を選んだほうがよいかもしれません。

また、目上の方であっても、すぐに手紙やハガキを送れない場合は電話やメールで先にお礼を伝えておき、あらためて書面を送れば失礼にならないでしょう。

頭語や結語を使用する

お礼状は、頭語(とうご)で始まり、結語(けつご)で締めるのが基本です。
頭語は、手紙の一番初めに書く「拝啓」や「前略」などの言葉のことを指します。結語は、手紙の最後最期に書く「敬具」や「早々」などの言葉のことです。

頭語、結語にはいろいろな種類がありますが、頭語は拝啓を使うのが一般的です。
拝啓を頭語にした場合、結語は必ず敬具になるというルールがあります。
敬具の代わりにかしこを使うこともありますが、これは女性のみ使える結語なので注意しましょう。書き手が男性の場合は敬具または他の結語を使いましょう。

頭語と結語の組み合わせは他にも、前略と早々、謹啓と謹白などがあります。

手書きのほうが丁寧さが伝わる

お礼状は必ずしも手書きである必要はなく、パソコンなどで作成してプリントアウトしたものでも問題ありません。
ただ、手書きであると、丁寧さや温かさを感じやすく、感謝の気持ちがより相手に伝わりやすいことも。
お礼状の文面はそれほど長くないので、忙しくて時間が取れないなどの事情がなければ、手書きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

3.【ケース別】お中元のお礼状文例

お中元のお礼状の内容は、送る相手に合わせるのが理想です。
いずれのケースでも、相手に失礼がないようにすることと、感謝の気持ちを伝えることを重視しましょう。
ここでは一例として、お中元のお礼状の文例をケース別にまとめました。お中元のお礼状の書き方に悩んでいるときはぜひ参考にしてくださいね。

取引先へのお礼状

拝啓

炎暑の候、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
さてこのたびはご丁寧なお心遣いをいただき誠にありがとうございました。

貴社のますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げるとともに今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします。
略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます。

敬具

ビジネスの取引先にお礼状を送るときは、特に失礼のないよう、言葉遣いには十分注意しましょう。

身内へのお礼状

拝啓

厳しい暑さが続く季節となりましたが皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
おかげさまで私たちは日々元気に過ごしております。

さてこのたびはおいしい飲み物の詰め合わせを送っていただきありがとうございました。
子どもたちはジュースが大好きなのでとても喜んでいます。
しばらくは暑い日が続くかと思いますがくれぐれもご自愛ください。
まずはお礼まで。

敬具

身内へのお礼状では、いただいた品物についての具体的なエピソードを盛り込むと喜ばれますよ。

友人・知人へのお礼状

拝啓

長い梅雨が明け暑さが厳しくなってきましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私たちも夏バテなどせずいたって元気に過ごしております。
さてこのたびはお中元の品としておいしいお菓子をいただき誠にありがとうございます。
早速ですが家族みんなでおいしくいただきました。
これから夏本番ですのでお体にお気をつけてお過ごしください。

敬具

友人や知人へのお礼状も身内と同じく、いただいた品について喜んでいることや、近況などを伝えるのがおすすめですよ。

4.お中元を断るときの正しい対応は?

会社の規則などでお中元を受け取れない場合や、相手の負担を考えて今後のお中元を断りたい場合は、お礼状で次回以降のお中元の受け取りを辞退することを伝えましょう。

ただ、お中元は相手のご厚意によるものなので、断るときはその心遣いを無駄にしないよう、丁寧な対応をすることが大切です。

また、お礼状はあくまでお中元をいただいたことへの感謝と報告をするのがメイン。お中元の辞退をする場合でも、品物をありがたく受け取ったことはきちんと伝えたいところです。

お中元を断るときのお礼状

拝啓

日ごとに暑さが増してきましたが◯◯様におかれましては益々ご活躍のこととお慶び申し上げます。
さて、このたびはお心づくしの品をいただき誠にありがとうございます。
日ごろ私どものほうがお世話になっておりますのに大変恐縮しております。

◯◯様のご厚意は大変ありがたく存じますがどうか今後はお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。
時節柄、体調を崩しやすいのでどうぞご自愛くださいませ。

敬具

大切なのは、相手に「迷惑だったのかな」と思われないよう、心遣いに感謝していることを伝えることです。
その上で今後のお中元を辞退すれば、これからも相手と良好な関係を続けていけるはずですよ。

5.お中元が届いたら早めにお礼状を送ろう!

お中元が届いたら、基本は3日以内に、遅くても1週間以内にはお礼状を送るのがマナーです。
お中元は日頃の感謝を込めたお礼の品なのでお返しは不要ですが、お礼状だけでなくこちらからもお返しをしたい、という場合は暑中見舞いを兼ねて贈り物をしてみてはいかがでしょうか。

ここではエーデルワイスから、お中元のお返しにおすすめの商品を2つご紹介します。

クッキーアソート

クッキーアソート

世代を超えて愛され続ける本物の味わいをお届けする洋菓子ブランド『アンテノール』で人気の焼き菓子を詰め合わせたアソートです。

ふうわりとした食感にこだわった「レーズンサンド」や、バターのおいしさがじゅわっと広がる「フィナンシェ」、チョコレートをサンドした「ラング・ド・シャ・ショコラ」、レモンが香る「ラング・ド・シャ・シトロン」など、定番のロングセラー商品5種をたっぷり楽しめるボリュームが魅力です。

ガレット・ブルトンヌ アソート

ガレット・ブルトンヌ アソート

フランス・ブルターニュ地方のおいしさを大切に届ける焼き菓子専門店ビスキュイテリエブルトンヌの自慢の焼き菓子が詰まった焼き菓子アソート。
発酵バターの風味を堪能できるブルターニュの厚焼きクッキー「ガレット・ブルトンヌ」と、焦がしバターとアーモンドのコクが広がる「フィナンシェ」、レモンがさわやかに香るやさしい味わいの「マドレーヌ」を一度に楽しめる贅沢な詰め合わせです。