紙袋を手渡しする様子

手土産のマナーや選び方を徹底解説

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親戚や友人・知人のお宅を訪問する際は、手土産を持参するのがマナーとされています。手土産の渡し方にはルールがあるため、基本的なマナーを覚えてから訪問するのがおすすめです。

本記事では手土産とは何かといった基礎知識をはじめ、基本的なマナー、選び方のポイントについて解説します。後半では手土産におすすめの商品も紹介していますので、これから親戚や友人のお宅訪問を検討されている方や、渡す品の選び方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

1.「手土産」「お土産」「おもたせ」の違い

 ショーケース前でお土産を選ぶ女性

親戚や友人宅を訪問する際に持参する手土産には、似た言葉としてお土産やおもたせがあります。それぞれ意味合いや渡す目的が異なるので、シーンに合わせて適切な言葉を使うようにしましょう。

ここでは手土産とお土産、おもたせの意味を説明します。

手土産とは

手土産とは、親戚や友人、知人のお宅、あるいは取引先などに訪問する際に、手に提げて持っていく土産のことです。訪問先への感謝の意味を込めて贈る品なので、相手がいかに親しい方であっても、手ぶらで訪問するのはマナー違反とされています。

そのため、訪問する当日、あるいは数日前には持参する品物を選び、用意しておくのがおすすめですよ。

お土産とは

お土産とはもともと誰かに品物を与える行為の総称ですが、一般的には外出先や旅行先で購入し、持ち帰ったもののことを指します。

同じ「土産」という言葉が付くので手土産と混同されがちですが、手土産は一般的に近場で調達するものであるのに対し、お土産は外出先や旅行先で購入するところに違いがあります。

お土産は旅行先の特産品や名産品を選ぶのが一般的です。

おもたせとは

おもたせとは、お客さんが持ってきてくれた手土産のことです。

利用シーンは受け取った手土産を自宅で開封し、贈り主であるお客さんに提供するときで、「本来ならこちらがお茶菓子を用意すべきところを、いただいたお菓子をお出しすることをお許しください」という意味を込めて「おもたせで失礼ですが」と表現します。

このように、おもたせは受け取った側が使う言葉なので、贈る側が誤って使わないようご注意ください。

2.手土産のマナー

紙袋を手渡しする様子

手土産を渡すときは、渡す場所や渡し方、渡すタイミングに気を遣うのがポイント。特に目上の方に渡すときは、きちんとルールを守らないと失礼になってしまいますので、基本的なルールを押さえておきましょう。

ここでは手土産を渡すときに知っておきたい基本的なマナーを分かりやすく説明します。

渡す場所

手土産を渡す場所は、基本的に訪問先で通された部屋となります。個人宅ならリビングや居間、取引先の会社なら応接室や会議室などになります。

なお、玄関先で渡すのは基本的にNG。部屋に通してもらい、挨拶を行ってから手渡すのがマナーです。

ただし、渡す品が冷蔵・冷凍が必要な生もの・アイスクリームなどの場合は、玄関先で手渡してもOKです。その際は「生ものなので」といった言葉を添え、早めに冷蔵庫や冷凍庫に入れてもらうよう配慮するとよいでしょう。

渡し方

部屋に通されて挨拶を終えたら、紙袋などから品物を取り出し、先方から見て正面になるように向きを変えてから、両手で差し出します。どちらが正面かは、包装紙に描かれた文字や絵柄などで判断しましょう。向きを変えるときは、自分から見て時計回りに回転させるのがポイントです。

また、差し出すときは「皆様でどうぞ」「以前、お好きだとおっしゃっていたので」といった一言を添えましょう。かつては「つまらないものですが」というセリフが定番でしたが、最近は謙遜が過ぎるというイメージから、あまり使われることはないようです。

なお、訪問相手が2人以上いる場合は、立場が上の人に渡すのが正解。取引先であれば上司に手渡しましょう。

渡すタイミング

手土産を渡すタイミングは、訪問場所や状況によって異なります。

個人宅や取引先に訪問する場合は、部屋に通されて挨拶を済ませた後、着席する前に渡します。
生ものやアイスクリームなどを玄関先で渡す場合も、その場で簡易的な挨拶を済ませてから渡すようにしましょう。

一方、会食などへ持参する場合は、帰り際に渡すのがマナー。最初に渡すと、会食の最中、受け取った側が手土産の扱いに困ってしまう可能性があるためです。

また、訪問の目的がお詫びである場合は、相手に謝罪を受け入れてもらった後に渡しましょう。その前に渡そうとすると、物で解決しようとしていると誤解されかねないので要注意が必要です。

3.シーン別 手土産の選び方

皿に盛られた様々なクッキー

手土産は、渡す相手や渡すシーン、訪問の目的に合わせて選ぶのがベスト。適当に選んでしまうと、受け取る側が取り扱いに困ってしまうこともあるので、ニーズや好みに合ったものを選びたいところです。

ここでは手土産を渡すシーン別に、品物を選ぶときのポイントをまとめました。

取引先

会社の取引先に手土産を持っていくときは、職場にいる全員に食べてもらいやすいよう、個包装されたものを選ぶのがおすすめです。例えば、日持ちするクッキーやフィナンシェといった焼き菓子やせんべいなどが良いでしょう。

逆に、要冷蔵品などオフィスでの保管が難しいものや、切り分けが必要なものなどは相手の負担になってしまうことがあるので、避ける方が無難です。

目上の個人

日頃お世話になっている目上の知り合いなどには、お相手の嗜好に沿ったものを選ぶのが一番です。もし、ご本人の好みを知らない場合でも、家族構成などが分かれば、ご家族に喜んでいただけそうなものを選ぶのも良いかもしれません。

期間限定品や夏場であれば涼しげなゼリーなど、季節感を感じさせるものを持っていくのもおすすめです。ただし、丁寧な印象になるような、見た目が上品で、質の良いものを選ぶのが良いでしょう。自宅用に購入するようなカジュアルすぎるものや低価格品は避け、ワンランク上の商品を購入するのが良いでしょう。

帰省時

帰省時の手土産は自分の家族に渡すものなので、あまり気兼ねしなくて良いでしょう。家族なら好みも把握しやすいと思いますので、ご家族の好きなものを選べば問題ありません。

高齢のご両親や祖父母に贈る場合は、健康に配慮してヘルシーなものを贈ってもよいですね。いつもと違うものを渡したいという場合は、ご自身が住んでいる地域の特産品を選んでみてはいかがでしょうか?

友人宅への手土産

親しい友達への手土産は、相手の好みに合わせてチョイスするのがおすすめです。

また、親しい間柄なら「一緒に食べよう」と言いやすいので、ケーキなどフレッシュなお菓子を選んでもよいですね。SNSなどでトレンド入りしたおしゃれなお菓子やユニークなスイーツなどを手土産にすれば話題にもなりますね。

結婚の挨拶

結婚相手のお宅へ挨拶に行くときは、あらかじめパートナーにご両親やご家族の好みをリサーチし、間違いのないものを選びましょう。その際、「お好きだと伺ったので」と一言添えれば、「きちんと調べて選んでくれたんだな」と好印象を抱いてもらえそうです。

パートナーの実家が遠方にある場合は、自身が住んでいるエリアの名産品や特産品を選ぶと、会話の種にもなるのでおすすめです。

4.相手に合わせた手土産を渡して喜んでもらおう!

個人宅や取引先に訪問する際は、基本的には手土産を持参するのがマナーです。品物を選ぶときは渡す相手やシーンに合わせて適切なものをチョイスするようにしましょう。

エーデルワイスでは、目上の方やかしこまった場の手土産にもふさわしいクッキーなどの焼き菓子の詰め合わせをはじめ、親しい方への手土産にもぴったりの人気の焼き立てフィナンシェや早中なガトー・ナンテ、季節の素材で鮮やかに彩ったケーキギフト(※季節によりケーキの種類が異なります)など、手土産にぴったりの商品を多数ラインナップしています。
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