チョコレートの種類をわかりやすく解説!原料や製法・形状による違いとは

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チョコレートと一口に言っても、実はその種類はたくさんあって、それぞれ特徴が異なることはご存知ですか?ご自分の好みに合ったチョコレートを選ぶために、種類ごとの原料や製法、形状といった特徴を知っておくと役に立ちますよ。
今回はチョコレートの主な種類を原料別、製法・形状別に解説するとともに、エーデルワイスの人気チョコレートブランドをご紹介していきます。チョコレートの定義やカカオ分などの基礎知識もまとめてありますのでぜひ参考にしてくださいね。

1.チョコレートの定義

砕いたチョコレートとカカオ豆

日頃、何気なく食べているチョコレート。実は、日本のチョコレート類は、全国チョコレート業公正取引協議会が運用する「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」により定義が定められているんです。
チョコレートとは、以下いずれかの条件を満たすものを指します。

● カカオ分が35%以上のもの
● カカオ分21%以上でカカオ分と乳固形分の合計が35%以上のチョコレート生地を全重量の60%以上使ったもの

上記を満たさないものの中で、カカオ分15%以上、またはカカオ分7%以上かつ乳固形分12.5%の合計が35%の生地を全重量の60%以上使用しているものは、準チョコレートと呼ばれています。

カカオ分とは?

カカオ分とは、チョコレートに含まれているカカオの割合のことです。ここで言うカカオとは、カカオ豆をペースト状にしたカカオマスや、そこから圧搾した油脂分であるココアバターのことで、これらから水分を除いた合計がカカオ分となるんです。

2.【原料別】チョコレートの種類

溶けたチョコレート

チョコレートは、使われている原料によって複数の種類に区分されます。同じ材料を使ったものでも割合が異なると風味も変わるため、それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

ここでは主なチョコレートの種類とその特徴を原料別にまとめました。

ダークチョコレート

ダークチョコレートとは、カカオマスが40~60%くらいの割合で配合されているものです。カカオ分が高いため、苦味が強いところが特徴ですね。乳製品を含まないものが一般的ですが、ミルクが少量入っているものや、低糖のものを指すこともあります。

特に近年はカカオ分が70%入ったものや、糖分が低いものを指すケースも多いようです。

ミルクチョコレート

ミルクチョコレートは、カカオ分が21%以上(うちココアバターが全重量の18%以上)、乳固形分が14%以上(うち乳脂肪が全重量の3%以上)のものです。なお、乳固形分には全脂粉乳や脱脂粉乳、クリーム粉乳などが用いられます。

乳製品を使うことでマイルドな味わいになっています。最も一般的に食べられているのがミルクチョコレートで、やさしい口当たりが好きな方におすすめのチョコですね。

ホワイトチョコレート

ホワイトチョコレートとは、ココアバターをメイン材料として用いたもので、ミルクをイメージさせる乳白色をしているのが特徴。カカオ特有の苦味や渋味が少なく、クリーミーな味わいを楽しめますよ。

そのまま食べるのはもちろん、お菓子のコーティングなどにもよく使われています。

クーベルチュール・チョコレート

クーベルチュール・チョコレートは、総カカオ分が35%以上(カカオバター31%以上、カカオマス2.5%以上)という要件を満たしたものです。
カカオバター以外の代用油脂が5%未満という国際基準を満たしたものは、カカオの香りや風味が強いところが特徴。
お菓子作りに用いると濃厚な味わいに仕上がるため、エーデルワイスの各ブランドを含む製菓専門店ではよく使用されています。

ルビーチョコレート

ルビーチョコレートとは、ルビーカカオ豆を原料として作られたものです。ルビーカカオ豆内に含まれている独特の成分によって、かわいらしいピンク色をしているところが特徴です。ダークチョコレート、ミルクチョコレート、そしてホワイトチョコレートに次ぐ第4のチョコレートとして近年話題になっていたのも記憶にある方もいらっしゃるかと思います。

味わいも特徴的で、フルーツのようなほのかな酸味を感じられますよ。

ブロンドチョコレート

ブロンドチョコレートは、フランスのチョコメーカー、ヴァローナ社が開発したチョコレートです。ホワイトチョコをキャラメリゼして作られたもので、ミルクチョコとホワイトチョコの中間のような金色をしています。

ビスケットやキャラメルのような風味がするので、香ばしく甘い香りのチョコが好きな方から人気です。

プラントベースチョコレート

プラントベースチョコレートとは、植物(プラント)由来の原料を用いたチョコレートのことです。ミルクやクリームなどの動物性原料の代わりに小麦や大豆などを使っているので、すっきりとした味わいなのも特徴で、近年注目され始めています。

3.【製法・形状別】チョコレートの種類

チョコレートをコーティングする様子

チョコレートの種類は原料だけでなく、製法や形状によってもいくつかに分類されます。製法や形状が異なると、味わいや歯ごたえなどにも違いが出ます。それぞれの違いを知ることで、奥深いチョコレートの魅力をもっと楽しめるのではないでしょうか。

ここではチョコレートの主な種類を製法・形状別に紹介します。

板チョコレート

板チョコレートはその名のとおり、板のような形をしたチョコレートのこと。多くのものはチョコに溝が入っていて、適当な大きさに割って食べられるようになっています。

手に持ってそのまま食べられる手軽さも魅力ですね。

ボンボンショコラ

ボンボン・ショコラ

ボンボン・ショコラとは、モールドで型取りしたチョコレートの中にクリーム状のガナッシュやキャラメルなどのフィリングを詰めたものです。

フィリングには液状の洋酒シロップやコンフィチュールなどを使うこともあり、大人の味わいを楽しめますよ。

トリュフ

トリュフ

トリュフは、チョコレートと生クリームで作ったガナッシュを一口サイズのボール型に成形し、チョコでコーティングしたものです。ころっとした見た目が、きのこの一種であるトリュフに似ていることからその名前が付けられたと言われています。

ガナッシュ

ガナッシュとは、溶かしたチョコに生クリームを加えて作るチョコレートクリームのことです。とろりとしたなめらかな食感が特徴で、ボンボン・ショコラやケーキのデコレーションなどによく使われます。

プラリネ

プラリネは、ローストしたナッツにキャラメリゼした砂糖を加え、ペースト状または粉末状にしたものです。お菓子づくりの材料として使う場合、プラリネの使い方によって味わいが大きく変わるところが面白いですね。

ベルギー、スイス、ドイツなどでは、ボンボン・ショコラのことを、プラリネ(またはプラリーヌ)と呼びます。

生チョコレート

生チョコレート

生チョコレートとは、ガナッシュを金属製の四角い枠などに流し入れ、冷やし固めて作ったものです。固まった後は一口サイズにカットし、表面に粉糖やココアパウダーなどをまぶして仕上げます。

口に含んだ瞬間、なめらかなガナッシュがさらりと溶けていく食感はやみつきになること間違いなしです。

ジャンドゥーヤ・チョコレート

ジャンドゥーヤ・チョコレートは、ローストしたアーモンドやヘーゼルナッツに砂糖を加えてペースト状にし、チョコレートを混ぜ合わせたものです。ナッツの香ばしさとチョコレートの濃厚でまろやかな味わいを一度に味わえるところが魅力です。

ショコラショー

ショコラショー

ショコラショーとは、ホットミルクにチョコレートを溶かして作るドリンクのことです。見た目が似ているのでココアと間違われることも多いのですが、あっさりした風味のココアに比べると、ショコラショーは濃厚なコクを味わえるところが特徴です。チョコ好きにはたまらないドリンクですね。

ロシェ

ロシェとはフランス語で岩を意味する言葉で、砕いたナッツやパフなどを入れて、チョコレートをつなぎとして、スプーンですくって形を作っていきます。その名のとおり、ごつごつした岩のような見た目をしているのが特徴です。

表面のざくざくとした食感と、中のまろやかな舌触りのバランスは絶品!

オランジェット

オランジェット

オランジェットは、オレンジの皮を砂糖漬けにして乾燥させたものをチョコレートでコーティングしたものです。近年では、レモンやグレープフルーツ、甘夏といった柑橘でも作られています。柑橘系ピールの苦味と酸味、チョコの甘味が一体になった複雑な味わいは大人向けスイーツとして親しまれています。

また、見た目がおしゃれなので、ギフトにもぴったり!センスのある贈り物をしたいときにいかがでしょうか。

4.エーデルワイスの人気チョコレートブランドを紹介

ヴィタメールのチョコレート

エーデルワイスで展開する7つのブランドのうち、チョコレートをメインに提供するブランドが2つあります。それぞれコンセプトやこだわり、魅力が異なるため、2つのブランドの商品を食べ比べてみるのもおすすめです。

ここでは、2つのブランドのコンセプトや魅力をご紹介します。

ヴィタメール

ヴィタメールはベルギー王室御用達の老舗店。本当においしいものを一番良い状態で味わってもらいたいというコンセプトから、厳選した素材と、ベルギーの伝統的な製法を融合させたこだわりの商品をお届けしています。

ヴィタメールジャポンは世界で初めて2号店として認められた店舗。
日本からはベルギーでの実地研修において、シェフがヨーロッパの文化を肌で感じ、素材の選び方からその哲学まで学んだ上でお菓子づくりを行っており、日本人の味覚に合わせて開発した日本限定品も販売しています。

Murirのチョコレート商品

Murir

Murir(ミュリル)は、ユネスコ生物圏保存地域で育つストレスのない乳牛からいただいた稀少なメドゥミルクと高品質なエクアドル産カカオ豆を使用し、何度も試作を重ねて作られたオリジナルミルクチョコレートブランドです。

「おとなになったミルクチョコレート」をコンセプトに、心癒される贅沢なひとときを楽しめるチョコづくりにこだわっています。

5.チョコレートの種類を知って違いを楽しもう!

チョコレートは、原料や製法・形状によって複数の種類に分かれています。種類ごとに味わいや歯ごたえ、風味などが大きく変わってくるので、それぞれの特徴をチェックし、ご自分の好みや気分に合った商品を選びましょう。

エーデルワイスでは、人気ブランドのヴィタメールやミュリルにて、素材や製法にこだわった贅沢なチョコレートを提供しています。ご自分へのご褒美や、大切な人との時間を楽しむスイーツをお求めの方は、ぜひヴィタメールやミュリルのチョコレートをご利用ください!